テレビCMのメリットを徹底解説!メリット・デメリットからネット広告との比較まで紹介

近年、インターネットを中心とした広告が普及していますが、テレビCMの影響力は根強く残っています。しかし、「テレビCMを利用するメリットを具体的に知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

実際にインターネット広告が登場する以前と現在では、テレビCMの在り方が大きく変化しています。

そこで本記事では、テレビCMを利用するメリットやデメリット、ネット広告との比較、テレビCMの効果を最大化する方法について解説していきます。

目次

【おさらい】テレビCMの基礎知識

テレビCMのメリットを紹介する前に、基礎知識をおさらいしておきます。

CMとは「Commercial Message」の略で、日本語訳するとテレビメディアを媒体とした商業用の情報発信全般を指します。スポンサーはテレビCMを利用して、消費者に向けて企業名や商品、またはサービス名を提示・訴求します。

テレビCMの種類は主に2つ

テレビCMは、以下2つの種類に分けられます。

・タイムCM
・スポットCM

それぞれ解説していきます。

種類1:タイムCM

タイムCMとは、個別の番組を指定してその番組内のCM枠で放映するCMです。CMの最小放送時間は30秒となり、6ヶ月単位で放送されます。

テレビ放送内で「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」などのアナウンスが行われている場合、タイムCMを採用しています。同じ番組で何度もCMが流れるため、短期間で知名度を高めたい場合に効果的です。

種類2:スポットCM

スポットCMとは、番組に関係なく指定された時間内に放映するCMです。CMの最小放送時間は15秒で、購入できるCM枠を自由に変更できる点が特徴です。

放送期間や放送枠を変更することで販促効果を調節できるため、自社の希望に合わせてCMを展開できます。

テレビCMの主な視聴者の特徴

テレビCMの視聴者は、「30代〜50代前後」が中心です。インターネットやスマートフォンの普及により、若年層の視聴者は減少傾向にあります。

30代以降に関しては、テレビ番組を自宅で視聴する流れが根付いているため、まだまだテレビCMによる訴求効果が期待できます。

テレビCMとネット広告の主な5つの違い

続いては、テレビCMとネット広告に存在する5つの違いを解説していきます。

1.視聴者層

テレビCMとネット広告では、視聴者の年齢層が異なります。前述した通り、テレビCMは30代〜50代前後が中心となります。しかし、ネット広告は10代後半〜20代前後がメインの視聴者層です。ネット広告は検索エンジンやSNSを中心に出稿されているため、若年層が中心となっているのです。

2.出稿費用

テレビCMの平均出稿費用の目安は、15秒のCM1回につき40万円前後、ローカル局の場合は5万円前後となります。視聴率や時間帯によっても金額が大きく左右されます。

一方ネット広告の場合、インプレッションやクリック数によって費用が変動します。例えば、リスティング広告の場合は、1クリック1円〜数千円になるケースが多いです。1クリック10円で1ヶ月間2,000クリックされると約2万円となります。

3.出稿手順

テレビCMを出稿する場合、制作したテレビCMを広告代理店を通じてテレビ局に送付した後、放送方法や種類・時間帯・期間を決定することで出稿が完了します。

一方ネット広告の場合、掲載する媒体・メディアを決めた後、専用フォーマットに広告を掲載することで出稿が完了します。

4.向いているジャンル

日用品や食品・携帯電話をはじめとする通信サービスなどは、幅広い視聴者層が対象となるため、テレビCMが向いているジャンルと言えます。放送するCM枠によって出稿する内容を変更することで、効果を最大化できます。

ネット広告の場合、商品やサービスの中でもより特定のユーザーに特化したジャンルが向いているケースが多いです。例えば、化粧品の中でもニキビに悩んでいる視聴者に向けた広告、転職をしたいと考えている人の中でも、プログラミングスクールの受講を訴求する広告などが挙げられます。

5.効果・影響力

一度の放送で多くの視聴者に見てもらえることや、媒体そのものの信頼性から、テレビCMは非常に宣伝効果や影響力が高いです。一方ターゲットを絞り込んで配信するケースが多いことや、対象がネット利用者に限定されることから、ネット広告はテレビCMに比べると影響力は低いと言えます。

ただし、テレビCMは一度の放送で高額な費用が必要となる上、広告出稿まで時間がかかります。それに対しネット広告は、少ないコストで素早く出稿できます。

テレビCMを放映する7つのメリット

テレビCMを放映する7つのメリット

テレビCMを放映するメリットを7つ紹介していきます。

メリット1:映像や音を使って商品のイメージを伝えられる

テレビCMは、映像や音を使用する広告となるため、商品のイメージを具体的に伝えられます。検索エンジンのテキスト広告などは文字のみでの訴求となり、ユーザーに商品・サービスのイメージを細かく伝えることができません。

しかし、テレビCMは映像と音声を活用して商品を紹介するため、短時間で視聴者の記憶・印象に残ります。放送時間は15〜30秒と短いものの、特徴的なフレーズや音楽を使用して視聴者にインパクトを与えることが可能です。

メリット2:タレントを起用することで認知度を高められる

テレビCMでは、俳優やモデルなどのタレントを起用することで、視聴者からの認知度を飛躍的に高められます。話題のタレントを起用するだけで、視聴者に商品やサービスの印象を強く与えられます。

また、タレントイメージに合わせた印象を視聴者に与えられる点も、テレビCMの特徴と言えるでしょう。例えば、CMに爽やかなイメージのタレントを起用することで、視聴者に商品・サービスが爽やかである、といった印象を届けられます。

メリット3:会社や商品の信頼度が上がる

テレビCMを放送することで、商品・サービスの知名度が上がるだけではなく、出稿企業自体も視聴者から注目を集めます。また、テレビCMを放送するためには、企業としての信用や経済力も必要なため、商品だけでなく会社の信頼度が上がります。

特にテレビCMの場合「CMを放送できるのは大手企業だけ」といったイメージも存在するため、企業のブランディング向上にも高い効果が期待できます。

メリット4:幅広い視聴者層に訴求できる

デジタルメディアが普及した現在でも、テレビは多くの人に視聴されています。そのため、テレビCMを放送することで、幅広い視聴者層へ訴求できます。

特に1日の中でもっとも視聴率が高い「ゴールデンタイム」と呼ばれる19時頃〜22時前後に放送されるテレビCMは、若年層から高年層までリーチできるため、非常に高い宣伝効果が期待できます。

認知拡大から新規顧客の開拓にもつながるため、テレビCMを放映する大きなメリットと言えるでしょう。

メリット5:テレビ番組や時間帯の視聴者層を基にターゲティングが可能

テレビCMは、ターゲットユーザーに合わせてテレビ番組や時間帯を選択することで、希望する視聴者にリーチできます。例えば玩具を売り出したい場合、子供向けアニメのCM枠で放映すれば、商品を効果的に訴求可能です。

また、化粧品を販売したい場合は、女性に人気のある番組内でCMを放映すれば、興味・関心のあるユーザーに商品情報を届けられます。テレビ番組や時間帯の視聴者層に合わせてターゲティングできるのは、テレビCMのメリットと言えるでしょう。

メリット6:1人あたりのメディア到達単価が割安

テレビCMの出稿費用自体は、ネット広告よりも割高です。しかし、視聴者数に大きな違いが存在するため、1人あたりのメディア到達単価で考えると、テレビCMは割安です。

特に、起用したタレント・内容がブームになれば、CM出稿完了後も話題として取り上げられるため、宣伝効果が持続します。テレビCMをきっかけにSNSを中心としたWeb上での拡散も期待できますので、テレビCMは非常に宣伝効果が高い広告と言えます。

メリット7:潜在層の興味関心を喚起できる

テレビCMを放映することで、まだ自社商品・サービスの存在に気づいていない潜在層の興味関心を喚起できます。また、テレビCMはネット広告のようにスキップできないため、潜在層の目に留まれば、確実にリーチ可能です。

テレビCMは商品を購入するメリットがわかりやすく提示されているので、購入後のイメージを想像しやすいのです。そのため、テレビCMを見てもらうことで、潜在層から見込み客に変化させられるでしょう。

テレビCMを放映する3つのデメリットと対応策

続いては、テレビCMを放映する3つのデメリットと対応策を解説していきます。

デメリット1:コストが高い

東京キー局でテレビCMを出稿する場合、紙媒体の広告やネット広告に比べて必要となる金額は高くなりやすいです。また、テレビCMにはスタッフの人件費やタレントの出演料が必要です。そのためCMにタレントを起用する場合は、制作自体に高いコストがかかってしまいます。

しかし制作費を抑えすぎてクオリティの低いテレビCMになると、商品・サービスの訴求力が弱くなる恐れがあります。広告費にある程度予算をかけなければならない点は、テレビCMのデメリットといえるでしょう。

デメリットの対応策

テレビCMにかける予算が限られている場合は、自社内で映像の撮影と編集を行い、タレントを起用しないことで製作費を抑えられます。また放映料の関係上、キー局にテレビCMを出稿できない場合は、ローカル局に出稿しましょう。

デメリット2:ターゲティング精度はそれほど高くない

テレビ番組や時間帯を指定することで希望のユーザーにテレビCMを届けられますが、ネット広告に比べるとターゲティング精度はそれほど高くはありません。

また、ターゲット視聴者層の多いテレビ番組にCMを出稿したとしても、必ずCMを見てくれているとは限りません。チャンネルの変更、番組を録画している場合はテレビCMを飛ばす可能性もあります。

デメリットの対応策

スポットCMで広告を展開するのではなく、タイムCMを活用して同じ時間帯・番組に広告を放映させることで、ターゲティング精度を高められます。

また、より細かいターゲティングで訴求したい場合は、ネット広告を併用して出稿するのもおすすめです。

デメリット3:WEB広告のような効果測定が難しい

WEB広告では専用のツールを活用することで、出稿広告のクリック率やCVRなどの効果測定が可能です。しかし、テレビCMでは主にGRPや出稿費用等でしか把握できません。

そのため、本当に消費者の行動がテレビCMによるものなのか、細かい効果測定が難しいと言えます。

デメリットの対応策

WEB広告と同じレベルでテレビCMの効果測定は難しいですが、専門の効果測定ツールなどを利用すれば、高い精度でのテレビCMの効果測定は可能となります。

また、テレビCMを事前にWEB広告で出稿してABテストを実施すれば、視聴者の反応やCMの効果を事前に把握することも可能です。

こんな広告主はテレビCMの利用がオススメ!

幅広い年齢層に自社商品・サービスの認知拡大を狙っている場合は、テレビCMの利用がおすすめです。テレビCMは15秒・30秒のコンパクトな時間内に映像と音声でアプローチできるため、視聴者の記憶・印象に残りやすいです。

また、テレビCM内では商品購入後のメリットをわかりやすく提示できるため、購買促進に繋がりやすい利点があります。効率的に商品・サービスの認知を拡大し、購買意欲を促進するには、テレビCMがおすすめです。

テレビCMの効果を最大化するための3つのポイント

テレビCMの効果を最大化するために必要なポイントを3つ解説していきます。

POINT1:人気のタレントを起用する

テレビCMの効果を最大化させるためには、人気・話題のタレントを積極的に起用しましょう。CM内容に興味がない場合でも、タレントの効果で視聴率が高まる可能性があります。

また、商品・サービスにタレントイメージを付与できるため、相乗効果をもたらすことも可能です。

POINT2:WEB広告を併用する

テレビCMとWEB広告を併用して出稿することで、効果を最大化できます。テレビCMではリーチできない視聴者に対しては、WEB広告を活用することで効率的に商品・サービス情報を届けられます。

特にテレビの視聴率が低下している若年層に対しては、WEB広告を利用することで、積極的に訴求できるでしょう。

POINT3:効果測定と改善を施す

テレビCMの効果を最大化するためには、定期的な効果測定と改善が必要です。まずはGRPを活用して効果を測定しましょう。GRPとは「Gross Rating Point」の略で、日本語訳すると延べ視聴率を指します。基本的にはスポットCMを出稿した際に用いられ、特定の期間中の世帯視聴率の合計が確認できます。

GRPの数値が大きいほどCMがユーザーの目に触れていると判断できます。そのため、GRPの数値の最大化を目指すことでより高い効果が期待できます。しかし、GRPの数値が大きい場合でも、必ずCMの効果が得られているわけではありません。一定数はテレビをつけているだけで、番組やCMを視聴していないユーザーも存在しています。

GRPの数値だけではなく、GAPの数値も測定しておくと良いでしょう。GAPとは「Gross attention Point」の略で、顔認証技術を用いて個人の広告視聴状況を測定する方法です。GAPを用いることで、GRPでは測定できないデータを収集し、改善の実施が可能となります。

テレビCMの課題である効果の測定・可視化を実現できるオススメのテレビCM効果測定ツール

テレビCMは効果の測定や効果の可視化が簡単ではありません。しかし、専用のツールを利用すれば、容易にテレビCMの効果を測定、分析することができます。こちらでは、オススメのテレビCM効果測定ツールについて解説します。

Telescope

Telescopeとは、TVISION INSIGHTS株式会社が提供しているテレビCM効果測定ツールです。視聴率とは別に番組やテレビCMの視られた量をデータ化します。人体認識技術を搭載した調査機器をテレビに設置して効果測定を実施するため、家庭ごとの自然な視聴状況を確認可能です

また、テレビの視られた量を全て可視化できるため、テレビCMを出稿している中で「どの番組が一番視られたのか」「どの部分が視られたのか」を把握できます。

Telescopeがおすすめの3つの理由

テレビCMの効果測定を実施する際に、Telescopeがおすすめの理由を3つ解説します。

1.視聴者のアテンションデータをベースに効果測定ができる

GRPでは「テレビをつけている人は本当にテレビCMを見ているのか」を確認できません。しかし、Telescopeは専用の人体認識技術を活用して、家庭で自然な視聴体勢のままテレビを見ている瞬間(アテンション)を計測可能です。

最短翌日には視聴データを得られるため、すぐにテレビCMの効果測定に取り掛かれるのも特徴です。さらに、競合テレビCMとの比較もできます。

2.テレビCMの視られた量を全て可視化できる

テレビCMを出稿している中で「どの番組に一番視線が集まったのか」や「視聴を引きつけたポイントは何なのか」を1秒単位で分析できます。

視聴データは他社のデータと横並びで確認・比較できるため、具体的な数値を基に自社テレビCMの効果を分析できます。また、競合他社の視聴データも取得できるので、競合他社のテレビCM出稿状況も確認可能です。

3.効果測定の工数を削減する機能が標準搭載されている

テレビCMの効果測定の実施以外に、工数を削減する機能が搭載されています。例えば、CM一覧機能を利用することで「カテゴリごとに見られているCM」や「インパクトを与えているCM」を見つけられる上、ランキング形式で表示も可能です。

また、レポートダウンロードの機能を利用することで、効果測定の工数を大幅に削減できます。ユーザーの登録制限はないので、共有したいユーザーへ簡単に情報を届けられます。

まとめ

以上、テレビCMを利用するメリットやデメリット、ネット広告との比較、テレビCMの効果を最大化する方法について解説しました。

スマートフォンやタブレットなど、デジタルデバイスの普及により、検索連動型広告やSNS広告を出稿する企業は増えていますが、テレビCMの影響力はまだまだ衰えていません。

取扱商材に最適なテレビCMを出稿し、定期的に効果測定を実施することで、幅広い視聴者層の認知度や信頼度を向上できるでしょう。

また、Telescopeを活用することで、スムーズにテレビCMの効果測定・可視化が可能です。Telescopeにご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

TVISIONテレマガ編集部(ティービジョンテレマガヘンシュウブ)

あまり知られていないようなテレビに関する様々な情報を、余すところなくお伝えしていきます。

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