第16回「伝説の幕開け」の注目シーンは? -NHK大河ドラマ –

TVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

4月24日に放送された第16回「伝説の幕開け」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

テレビの視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。

※注目度とは? 
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。
シーンに注目している度合いがわかります。

『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

第16回は、義経(菅田将暉さん)の活躍を筆頭に源平合戦最大の攻防の幕開けを感じさせられる回でした。

御家人たちをまとめ上げた源頼朝(大泉洋さん)は、弟・範頼(迫田孝也さん)を総大将、梶原景時(中村獅童さん)を軍奉行とした本軍を派兵。八重(新垣結衣さん)に見送られた義時(小栗旬さん)も従軍し、先発した義経と合流します。後白河法皇(西田敏行さん)を捕らえて京に籠もる木曽義仲(青木崇高さん)、福原を拠点に復権を伺う平宗盛(小泉孝太郎さん)に対し、鎌倉方は義経の天才的な軍略に導かれて奮戦。畠山重忠(中川大志さん)らが華々しく駆ける・・・というストーリーでした。

ツイッターでは「#鎌倉殿の13人」が、オンエア中から2週ぶりの世界1位になりました。「梶原景時」「木曽義仲」等の人名が上位に入る中、「バーサーカー」もランクイン。このバーサーカーとは、北欧神話に登場する異能の戦士たちのことで、日本語ではたいてい狂戦士と訳されます。今作の義経と重ねる視聴者も多いようです。

毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第16回「伝説の幕開け」注目度グラフ画像

最も注目されたのは、20時27〜29分で、注目度は77.1%でした。今回は、注目シーンがこの3分に詰まっていました。父の死を予感したのか、大姫(落井実結子さん)と共に過ごしていた源義高(市川染五郎さん)が、悲しげに遠くを見つめているシーンから注目が高まりました。その後、舞台は義経や景時らが、戦術を話し合う場面に移ります。板東武者たちは最初、景時の山から攻めるという案を褒めていました。しかし、義時が義経にこの景時の案をどう思うかを問うと、山から攻めるのは良いがあとはダメだと否定します。自信たっぷりの義経が、自分の考えた「敵をもっと散らして予想外のところから攻める」という戦術を皆に披露します。

このシーンは、声が大きくなる、または場面がどんどん切り替わるなどの要素はありませんでした。しかし継続して注視が高かったのは、いよいよ義経が動く、という内容に興味が集まったのだと考えられます。

注目度が一番低かったシーンは20時11分で、注目度は61.6%でした。景時のいう事を聞かない和田義盛(横田栄司さん)に対し、義時が「大戦を前に仲間内のもめごとはやめろ、道理のわからない者は鎌倉へ帰れ」と叱咤するシーンでした。その後弁慶(桂久創さん)が、義仲からの文を義経に渡し、義経がその文の内容を見て寝ぼけてるのかと叫ぶシーンまで、注目が低い結果となりました。怒鳴り声や叫び声があったため注目されそうなシーンでしたが、視聴者は物語の序盤で、あまり集中していなかったと予想されます。

注目度が二番目に低かったシーンは20時9分で、注目度は63.7%でした。範頼の本軍が義経の先発隊と合流してからのシーンです。景時に対して、嫌悪感を示す義盛と土肥実平(阿南健治さん)の様子や、木曽の兵と小競り合いをした義経のことを、範頼がかばう様子などが描かれました。まだ物語に大きな動きがなく、注目度が一番低かったシーンと同様、視聴者は話に入り込めていなかったと推測されます。

※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%

<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://telescope.tvisioninsights.co.jp/summary-kamakura13/

TVISIONでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

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